

私にとってアーこれぞカルチャーショックと思ったことをお話しします。ノルウエ ーのノース・ケープに
いって沈まぬ太陽を見にいったときのことです。
北極圏に入り私の立っている所が北の地点に近づけば近づくほど、私にとって地球 の方向はすべ
て南になるのです。いつも方向オンチになる私にとってこんな明解なこ とはありません。ノース・ケー
プに着いたのは夜の10時頃でしたが、まだ青い空に 太陽がサンサンと輝いていて昼間とまったく変
わりありません。11時過ぎにようや く太陽が海に近づきあたりが少し薄暗くなったように思ったので
すが、そのまま水平 線に近づくことなくまた太陽はあっけらかんと頭上高く上がって行くのです。5月
中 旬から7月末までこのように沈まぬ太陽が見られるとのことでしたが、私たちがいっ た夏至の日
はその最大の天然のイベントが見られる日でした。フィンランドから来た という若夫婦に会ったので、
フィンランドでも沈まぬ太陽が見られるでしょうという と、キョトンとした顔でいやフィンランドは沈まぬ
太陽を見るのにはそれほど北では ないといったので、これも私にはショックでした。またバスの窓か
ら外を見やればト ナカイが昼間のように口を動かし平然としていたので、ここの動物はいつ眠るのか
と ても不思議でした。ここの村のラップ人に私の国ではいつも太陽は朝になると東から 上り、夕方に
は西に沈むといっても本当に信じてもらえるかと考えました。睡眠も我 々は暗くなったら眠り明るくな
ったら起きるものと思っていますが、沈まぬ太陽の国 ではどうなるのかなと考えると不思議な気持ち
になります。
キョウコ・Y
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